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低糖質ダイエットはしてはいけない

投稿日:2019年4月3日 更新日:

最近はやっているらしい「低糖質ダイエット」ですが、あれはやってはいけないと思います。
そもそもの勘違いがあり、このまま流行が進むと困ったことになります。

なお、ここではあくまでも健康の範囲内の人が行う糖質制限ダイエットに焦点を絞っています。糖尿病など治療が必要な方は医師の指示に従って下さい。

 

主食である米、パン等を制限するのは間違い

ざっくり低糖質ダイエットは、

1.糖質を取ることでインスリンが分泌される。
2.インスリンが分泌されると脂肪合成を高める。
3.脂肪合成が高められること太る。
4.だから糖質を制限しましょう。
5.糖質を制限することで、グリコーゲンを不足し「ケトン体」を生成して体内の脂肪を分解して糖類の代替エネルギーとして使われる。
6.脂肪が使われるようになるので痩せますよ、

というのが根拠となっているようです。

この脂肪を分解して代替エネルギーを生成する働きは、飢餓に対抗するために人間に備わっている機能の一つです。
問題は、主食を制限しておかずばかり食べるという食事法にあります。

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確かに精白米、精製小麦は血糖値が上がりやすい食品です。でも、精白米は江戸時代から普及しましたが、江戸時代から肥満の人が増えたでしょうか?
どちらかといえば、近代のほうが肥満の人が多いのに、なぜ主食を問題視するのでしょうか?

本当の問題は、西洋化したおかずや運動習慣にあるはずです。

 

たとえば、宮沢賢児「雨ニモマケズ」にはこうあります。

一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ

青空文庫 「雨ニモマケズ」

精白米ではないものの、玄米を一日4合を食べるそうです。
逆におかずは味噌と少しの野菜だけです。

近代化した日本では主菜として、おもに肉類(たまに魚)を食べるようになりました。
当然、肉には動物性の脂質が含まれており、脂質には炭水化物の2倍のエネルギーを持っています。
吸収された脂質は脂肪細胞に蓄積されます。

簡単にいうと
・昔の時代に比べると運動量が落ち、
・脂質を多く取るようになった
ために肥満の人が増えたと考えられます。

だから痩せるために糖質(主食)を制限しましょう、というのは主客転倒というか、問題を取りちがえているように思えます。

「雨ニモマケズ」の例でいうと、玄米四合には成人男性必須のたんぱく質の8割(40グラム)が含まれていると言います。そこに少しの味噌で必要なたんぱく質は摂取できます。
さらに少しの野菜でビタミンを補うことができるので、理想的な食生活のように思えます。

主食を減らすのではなく、肉類、とくに脂質を減らす食事が本来目指すべき方向ではないでしょうか。



次は社会的な面から糖質制限ダイエットについて考えてみます。

家畜消費が増えると食料危機に陥る

糖質を制限することで増えるのが肉類の消費です。
肉類は豚、牛などの家畜から取るわけですが、問題は家畜が消費する飼料の多さです。

世界の40%の穀物は、家畜のために使われているそうです。

世界の穀物の約40%は家畜のための飼料用にされています。世界3大穀物のとうもろこしでは、64%が家畜のための飼料になっています。アメリカと日本は75%以上を飼料にしています。

ベジタリアンネットワーク

このような状況でさらに穀物の消費が落ち込めばどうなるでしょうか。
極端な話、肉類の消費を止めれば世界で40%の食糧が増えるのに、あえて穀物の消費を落とす理由が分かりません。

また、米は日本の数少ない食糧自給率ほぼ100%の食品です。肉類は自給率約50%です。

品目別食糧自給率

さらに国内産の家畜といえど、その飼料はほぼ輸入品に頼っている状況です。糖質制限ダイエットがますます流行すると、日本の食糧がますます輸入品に頼らなければいけない状況になります。

じゃあ、肉の代わりに魚はどうかというと、ホッケ、ウナギ、クロマグロといった魚の漁獲量が減っている状況で、世界からも非難を受けているのに、さらに魚食べてどうすんだって話です。

糖質制限ダイエットの発端はだれか分かりませんが、まったく変な話です。

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玄米と味噌と野菜を食べましょう

持続可能な社会を目指しつつ、健康にも良い食生活とは雨ニモマケズにある「玄米、味噌、野菜」の組み合わせです。

栄養素は記載済ですが、日本という国がはぐくんできた食文化こそ、日本人にとって無理のない自然な食事であり、それが「玄米、味噌、野菜」なのだとおもいます。



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